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河田英正著「マチベンのリーガルアイ」(文芸春秋) を読みました。 家内が友人から借りた本で その友人の大学時代の友人のご主人が著者・河田英正弁護士(岡山県在住) だそうです。 河田英正法律事務所のWebページによると 業務内容は 民事(消費者問題、霊感商法、証券取引被害、先物取引被害、個人破産事件、医療過誤事件、交通事故など) 家事(離婚、相続、遺言など) 商事(破産、民事再生事件、独禁法関係など) 刑事事件(少年事件を含む) 労働事件などとあり 広範囲の相談に応じています。 「マチベンのリーガルアイ」は 河田英正弁護士(団塊の世代である61歳)自身のブログを出版社がまとめたものです。 日々持ち込まれるさまざまな事件やトラブルに 正義感の強い熱血マチベン(町の弁護士)が弱者の味方として奮戦する様が読んで分かりました。 著者は オウム真理教とも果敢に戦ったことで有名で 坂本弁護士がオウムに殺害される前に「サンデー毎日」に「オウムはカルトである」というコメントを載せたことがあり オウム幹部の上祐史浩と青山弁護士が撤回を求め著者に会いに来ています。 その時(1989年11月1日)に 上祐は著者に対して「おれは優秀だ 優秀なおれが浅原彰晃なんかに洗脳されるはずがない」と言い切ったそうです。 叙勲問題について 著者は忘れられない思い出として次のように書いています。 「15年以上前の弁護士大会にて 民より官に高い勲章が与えられているので 弁護士に対する勲位を官と同等に高めるべく働きかけを行うという提案があり 反対意見はなかった。 来賓の日弁連会長・中坊公平先生に議長が意見を求めたところ 来賓という立場上 なかなか的を得たことという媚を売るコメントだった。 私は この中坊先生の意見を聞いたとたん 怒りのような感情が表に出て 手を挙げ 勲章制度自体に問題がないかという議論をせずに 弁護士の勲位を高めるようなどという議論はおぞましいと反対意見を述べた。 これを契機に反対意見が続き 提案は否決された」 司法の理念について著者の信条は「人権を擁護し社会正義を実現すること」というものです。 叙勲に関する弁護士会の提案は 著者の信条からして決して許されるものではなかったのだと思います。 |
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