白象の気まぐれコラム

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zoom RSS ノーベル賞の大村智氏が女性画家の作品を蒐集し実家隣接地に建てた韮崎大村美術館を訪ねる

<<   作成日時 : 2016/10/10 06:51   >>

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日本経済新聞に7月1〜31日の間連載された2015年ノーベル生理学・医学賞受賞・大村智氏の「私の履歴書」を読みました。 その中で 同氏が実家隣接地に設立し韮崎市に寄贈した韮崎大村美術館(韮崎市神山町)について 8月29日の記事に次のように書かれていたので 興味を持ち訪ねてみました。

女子美術大学の100周年記念事業で見た卒業生の絵に感心し 理事長として卒業生の絵を集めてみようと思い立った。 家内に「あとで売れなくて困るわよ」なんて言われながらも次々に購入した。 1点で10万〜20万円のものもあれば 100万円を超えるものもあった。 素人にもかかわらず「よくこれだけ良いものを集めたなあ」と褒められる。 自分で言うのも何だが 眼識があるのだろう。 やがて置き場がなくなってきたので 美術館を作ってしまおうと考えた。 日本にはない女性画家の作品を集めた美術館にしようと思って 2007年10月 実家の隣接地に「韮崎大村美術館」を開館した。 女性画家の常設美術館は世界でも米国に一つあるだけと聞く。 美術館建設の原資は私が構造を明らかにした抗生物質をもとに薬を開発した米社からの技術指導料と北里研究所からの特許報奨金などだ。 2008年に作品ごと美術館を韮崎市に寄贈した。 2年以上かけて温泉を掘削して「武田乃湯 白山温泉」と名付けた温泉施設を作ると共に隣接して「そば処上小路」もつくった。 両方とも私のコレクションから選んだ絵画をかけて楽しんでいただいている。

韮崎市に寄贈した美術館は 建設費だけでも2億円、展示品は総額5億円以上にも及んだと伝えられています。 寄贈された美術品は女子美大卒業生だけでなく 上村松園 片岡玉子 堀文子 小倉遊亀 三岸節子 森田元子 入江一子など1800点を超える蒐集作品を含み 美術館2階には男性画家・鈴木信太郎の絵が展示されています。

裕福な家に生まれなかった一研究者の大村智氏がなぜ韮崎市に莫大な額の寄贈を行えたのか 不思議ですが イベルメクチンという動物薬の商品化に際して 3億円で全ての権利を買いたいという米国のメルク社に対して 大村氏と北里研究所は 売上に比例して支払われるライセンス契約を主張し ライセンス契約締結で日本側は200億円を超える特許料を得ることに成功したそうです。

大村氏の資産額は分かりませんが 2003年の納税額1億3500万円から推定される同年の年収は3億6500万円であり 大金持ちであることは確かです。

大村智氏は 自分の果たした功績について極めて謙虚であり 「私の仕事は、微生物の力を借りているだけで、私自身が難しい事をしたわけでも偉いわけでもありません」と語っています。

大村智氏は 女子美術大学の理事長を2度にわたり務めています。 私の実家(中野区)は女子美術大学(杉並区和田1丁目)に近く 子供の頃 校庭で蝉を捕ったり 女子美大生が自宅に下宿していたので 女子美には何となく親近感がありますが 卒業生がどんな絵を描くのか 今回 韮崎大村美術館で初めて知りました。 上掲の写真は 美術家入口の大村智銅像です。
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美術館入口付近

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美術館建物

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美術館建物

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美術館2階・展望カフェからの眺め

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武田乃湯・白山温泉

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そば処上小路

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