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zoom RSS クリント・イーストウッド監督の映画「ハドソン川の奇跡」の見所はフライトシミュレーターによる事故検証

<<   作成日時 : 2016/10/13 08:49   >>

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今年86歳になるクリント・イーストウッド監督の最新作映画「ハドソン川の奇跡」を観ました。 2009年1月15日にニューヨークで起きた事故の実話に基づく映画で そのあらすじは次のようなものです。

ラガーディア空港から飛び立ったUSエアウェイズ1549は 離陸直後にマンハッタンの上空850mで鳥の群れと衝突し、両側エンジンが停止する。 サリー機長(トム・ハンクス)から無線連絡を受けた空港管制官は ラガーディア空港に引き返すか近隣のテナーボロ空港に緊急着陸するように指示するが 機長は無理と判断し ハドソン川に不時着水を決行し 乗客乗員155人全員を無事に救出する。 機長は英雄として賞賛されるが 空港に戻り安全に着陸できた筈で無謀な判断だったという疑惑により 国家運輸安全委員会の公聴会で激しく追及される。

155人全員を救ったので結果オーライであり 乗客の命を危険に晒した容疑者として公聴会で厳しく追及する必要はないと思いますが 事故でなく機長のヒューマンエラー(判断ミス)にした方がダメージが少ない保険会社や航空会社が裏で糸を引いていたとみられています。

乗客の命を危険に晒したかどうかを判定するために 公聴会ではフライトシミュレーターを使った事故の検証が行われ 国家運輸安全委員会は「空港に無事に戻れた筈なので機長のミスだった」と判断しますが サリー機長は「その判断は人的要因が考慮されていない検証によるので誤っている」と反論し 再検証によりハドソン川に不時着水するしかなかったという最終判定を得ます。 フライトシミュレーターと現実は全く異なるので バードストライク直後に空港に戻る判断は無理であり 何が起きているか機長としては判断して決断するには時間が必要であり その時間を35秒として再検証した結果 機長の判断が正しかったと証明されたものです。

この映画「ハドソン川の奇跡」では 離陸してから不時着水するまでの24分間について 色々と条件を変えてフライトシミュレーターの模擬試験で検証しており 見どころになっています。

映画の中で 緊急着水する前に機長が「Brace for the impact」(衝撃に備えてください)というという警告を繰り返しアナウンスしていました。 私は「brace」という英語を知りませんでしたが テレビ報道番組の司会者が不時着水に遭遇したフライトアテンダントに「この言葉を今まで誰かに言われてことがあるか?」と質問し 爆笑になっていました。 英和辞書で調べたところ この質問はセクハラに近いようです。

次に示す地図(クリックして拡大視可 Wikipediaのものを借用)は 離陸から不時着水まで24分の飛行コースです。 飛行機はハドソン川に架かるジョージ・ワシントン・ブリッジを巧みに避けて着水していますが ハドソン川に架かる橋はそれより南になく衝突する恐れがないことを 当然ながら 機長は良く分っていたようです。 着水地点の地下はリンカーントンネルになっています。
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