白象の気まぐれコラム

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zoom RSS トヨタに君臨する豊田家の終わりの始まりを報じる選択12月号「分家との確執と章男の長男」を読み想う

<<   作成日時 : 2016/12/26 06:59   >>

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トヨタ自動車を創業した豊田喜一郎の父で自動織機を発明したことで知られる佐吉は 3兄弟の長兄で 平吉(豊田英二の父)と佐助(稔の父)という二人の弟が居ました。 この三兄弟は その子孫が「いとこ会」などを作って豊田一族の結束を高め トヨタ本体とグループ各社の中枢を占めてトヨタグループを率いてきました。

雑誌・選択12月号記事「分家との確執と章男の長男・大輔」は 章一郎の息子・章男がトヨタの社長になってから 豊田一族の結束が崩れており トヨタに君臨してきた豊田家の終わりが始まっていると報じています。 その概要を簡単にまとめると 以下です(敬称略)。

トヨタは本家が藩屏として分家の存在を尊重し 厚遇を与える一方 分家も強烈な忠誠心で本家に仕えてきた。 しかし 章男社長になって 分家を特別扱いしないことにし分家外しを始めたので トヨタグループ企業中枢の至るところにいた「豊田姓」はめっきり少なくなり 上場企業での取締役は 英二の息子である幹司郎(アイシン精機会長) 鉄郎(豊田自動織機会長) 周平(トヨタ紡織会長)の3人のみとなった。 この3人も加齢が進み引退寸前なので トヨタグループ幹部の豊田姓は近い内に豊田章男のみとなる。 現在60歳の章男社長には 20代後半でトヨタ社員の長男・大輔が居るが 社長として後を継がせるには30年ほど先となるので 気の遠くなる話となる。 それまで非トヨタ家出身者の社長が暫くトヨタの舵取りをすることになるが 大輔に大政奉還するまで章男が「教祖」として求心力を持ち続けるのは難しいので トヨタに君臨してきた豊田家は章男が最後となる可能性が高い。

豊田本家の章男社長が分家をトヨタグループから排除しようとしている理由について 雑誌・選択は「豊田英二へのドス黒い嫉妬心」があると指摘しています。 分家筆頭格の英二は「トヨタ中興の祖」と呼ばれ 名経営者として章一郎も「グループ最大の功労者」として高く評価していますが 2009年 章男が社長に就任した当時 リーマンショックや米国での大規模リコールなどでトヨタの業績はガタガタとなり「無能」という評価もされたので 英二に対する章男のドス黒い嫉妬心から分家外しを始めたそうです。

最近の業績回復で自信を深めた章男社長が 分家筋を冷めた目でみるようになり 分家外しを進めたことについて 分からないでもありませんが 豊田一族の結束でトヨタグループ全体の繁栄を支えてきたことを章男社長はどれだけ理解しているのか 私には甚だ疑問です。

ともあれ トヨタに君臨してきた豊田家が章男社長で終わっても トヨタは人材豊富なので 悪影響は全く考えられず その方がトヨタにとって望ましことなのかも知れません。 そのことを理解して章男社長が分家外しを意図的に進めているのであれば 徳川幕藩体制を壊して明治維新をもたらした徳川慶喜と同じように 章男社長は後世になって トヨタに君臨した豊田家を終わせトヨタの社長を実力で選ぶ会社に転換した功労者として 評価されるかも知れませんね。

尚 豊田英二については 2013年8月のブログ記事 トヨタが世界一の自動車会社となるのを見届けて逝った豊田英二氏の功績を想う に書いたので もし興味あれば覗いてください。

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