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zoom RSS 日本経済新聞「私の履歴書 カルロス・ゴーン」を読みルノーの子会社になった日産自動車の功罪を想う

<<   作成日時 : 2017/02/13 06:52   >>

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1月1日〜31日の間 日本経済新聞に掲載された「私の履歴書 カルロス・ゴーン」を読みました。 カルロス・ゴーン(現在62歳)は レバノン人の両親を持つブラジル生まれで ブラジルとフランスの両方に国籍を持っています。

フランスの大学を卒業後 タイヤメーカー・ミシュランに入社して18年間在籍し その実績を評価されてフランスのルノーに上席副社長としてヘッドハントされ ルノーが日産の株式43.3%を取得し子会社化したのに伴い 1999年6月 ルノーの上席副社長のまま日産のCOOに就任し 後に日産の社長(CEO)とルノー会長(CEO)を兼務しています。

日産は 1999年までの8年間に7回も営業赤字を計上し 有利子負債は2兆円を超え倒産寸前の危機的状況に陥っていたので ルノーとの資本提携で活路を求めたものです。

日産に加わったゴーン社長は 「ザ・コスト・カッター」という異名で辣腕を発揮し 村山工場などをの生産拠点を閉鎖 資産の売却や人員の削減 子会社や取引先の統廃合 原材料の仕入れ見直し ルノー車とのプラットフォームや部品の共通化 購買の共同化などによりコストを削減し 短期間で日産の経営を立て直しています。

経営者としてのカルロス・ゴーンの秀でた能力とリーダーシップに驚きますが 同氏は1月30日に掲載された日本経済新聞「私の履歴書 カルロス・ゴーン」(上掲の記事 クリックして拡大視可)の中で リーダーの条件について 次の如く述べています。

1.リーダーは結果を出せる人だ。 トップはどんなに厳しい状況でも結果を出さなくてはならない。
2.経営や組織の問題点についてはっきりさせ 周囲が「右」と思っていても「左」と言う必要がある。
3.リーダーは部下から「共感(empathy)」される能力を磨かなければならない。
4.新しいことを常に学ぶ姿勢が必要である。 ゼロエミッション(無公害)や自動運転 インターネットなどの新し技術や動きに精通し行動しないと行き詰る。

このリーダー論に私は全く同感です。 日産には ルノーと提携して良かった点と悪かった点という功罪がありますが 良かった点(功)は このように得難い立派なリーダーをルノーから派遣して貰えたことです。

悪かった点(罪)は ルノーの植民地となり 奴隷の如く搾取される存在になったことです。 

2014年7月号の雑誌・選択に 「ルノーに喰い尽くされる日産」という記事が載ったので 私のブログに紹介しましたが 連結決算されたルノーの損益計算書に「日産寄与分」として 営業利益を除く日産からの巨額な利益補てん(配当や営業外収入)が計上されています。 日産は ルノーの赤字を補てんする「打ち出の小槌」として利益を掠め取られており 詳しくは赤字部分をクリックしてください。

カルロス・ゴーンが日産とルノーのCEO(最高経営責任者)を兼務するのは 利益相反になるので許されないことです。 利益をルノーに掠め取られている日産がカルロス・ゴーンの報酬として2015年に10.7億円も払っているのは 哀れです。 日産を再建したのはゴーン社長の功績であり 巨額の報酬を得て当然という考え方もあると思いますが 日産社員の多くがリストラされ泣いたことを考えると 私には違和感が残ります。

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