白象の気まぐれコラム

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zoom RSS アカデミー賞主演男優賞の映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」が大手映画館で上映されないのは何故か?

<<   作成日時 : 2017/05/18 06:59   >>

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映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」をシネスイッチ銀座にて観ました。 この映画は 第89回アカデミー賞で主演男優賞と脚本賞を受賞し 作品賞・監督賞を含む6部門にノミネートされており 見逃せないと思ったからです。

浦安市のシネマコンプレックス「舞浜イクスピアリ」で既にアカデミー賞作品賞の「ムーンライト」と監督賞の「ラ・ラ・ランド」を観ていた私は 当然この映画も同じ所で観られると思っていましたが 上映されないので探したところ 都内で大手映画館の上映はなく 仕方ないので場末の?シネスイッチ銀座にて観ることになりました。

映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のあらすじは 次のようなものです。

短気で血の気が多いリー・チャンドラー(ケイシー・アフレック)は 深い訳があって、ボストン郊外でアパートの便利屋として働きながら孤独に暮らしていた。 ある日、一本の電話で 生まれ育った小さな港町マンチェスター・バイ・ザ・シーにいる兄が倒れたことを知る。 車を一時間半ほど飛ばして病院に到着したリーは 1時間前に息を引き取った兄がリーを遺言で16歳になる息子パトリックの後見人に指定していたことを知りショックを受ける。 仕事を辞めパトリックと一緒に暮らすためにしぶしぶ故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻ったリーは 自身の心を閉ざすことになった思い出したくない辛い過去と向かい合わざるを得なくなる。

この映画の見所は 過去に起因する深い喪失の傷を負ってリーが自分の心を閉ざすことになったのは何故なのか その理由が段々と解き明かされていくことにあり 心を揺さぶられる素晴らしい映画になっています。

映画は無愛想なリーがボストン郊外で 雪かき・トイレ修理・ペンキ塗り・ゴミ出し・住宅の配管修理といった細々とした仕事を何でも引き受ける便利屋として生計を立てている場面から始まっています。 映画の中で 便利屋という仕事を利用者は軽蔑して「janitor」と呼んでいますが 主人公のリーはプライドのためか「handyman」と呼んでいたことを私は面白いと思いました。 「janitor」というのは米国で主として黒人が従事する雑役夫というのが私の認識でしたが 最近では白人も就職難なので仕事の内容を少し広げてjanitorになっているようです。

私は今回のアカデミー賞で作品賞の「ムーンライト」 監督賞の「ラ・ラ・ランド」 主演男優賞の「マンチェスター・バイ・ザ・シー」という三つ全てを観たことになります(映画を観た私の感想は赤字部分をクリックしてご覧ください)。 この三映画の中で最高の作品は「マンチェスター・バイ・ザ・シー」であり 作品賞が与えられるべきであったと思いました。

にもかかわらず 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」が大手の映画館で上映されないのは不可解です。 第89回アカデミー賞の選考前にこの映画を観た大手の映画配給会社が多くの観客を呼べると評価せず買い付けなかったので 大手の映画館も上映契約を見送ったのではないでしょうか?

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を買い付けた弱小の映画供給会社「パルコ」が持つ“目利き力”の勝利と思いました。
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リー(左)とパトリック(右)

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マサセッツ州に実在する港町マンチェスター・バイ・ザ・シー

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