白象の気まぐれコラム

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zoom RSS 朝熊山頂(標高555m)の伊勢神宮・奥ノ院「金剛證寺」を訪ね参道の巨大な卒塔婆群に驚く

<<   作成日時 : 2017/06/26 06:41   >>

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江戸時代末までの神仏習合の時代に 朝熊山頂(標高555m)の「金剛證寺」は 伊勢神宮の鬼門を守る奥ノ院として 伊勢神宮参拝後に必ず訪れる習わしで「お伊勢参らば朝熊かけよ 朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭でも歌われていました。

今回 古くからの習わしに従い「外宮」→「内宮」→「奥ノ院(金剛證寺)」の順に三つ全て訪ねることにしましたが 朝熊(あさま)山頂付近にある金剛證寺へ行くには 近鉄五十鈴川駅からタクシーで約20分かけて伊勢志摩スカイライン(有料道路)を経由して行くか 近鉄朝熊駅から2時間30分かけて登山道を歩くしかないと知り この三つを全て観光バスで回るクラブツーリズム社のパック旅行を利用することにしました。

金剛證寺の創建は6世紀後半と伝えられており 虚空蔵菩薩を本尊とする「本堂」と延命子安地蔵尊を本尊とする「奥ノ院」があり 中間地点にある「極楽門」から「奥ノ院」までの参道には 上掲写真の如く巨大な卒塔婆群が立ち並んでいます。

卒塔婆というのは 故人の追善供養のために墓の後ろに立てる長さ1〜2mほどの一枚3,000〜10,000の木板なので 上掲写真のような巨大な卒塔婆群は異様に見えました。 死者の霊魂は全く別の世界に行ってしまうわけではなく 現実の山の中に死者の霊が集まる「他界」があるとする古代からの「山中他界観」を引き継ぐ金剛證寺には 日本全国から約1万本の卒塔婆が墓石なしに参道に沿って建立されています。

金剛證寺の「奥ノ院」には 巨大な卒塔婆の商品見本が展示されており サイズにより1本3〜50万円で 最長サイズは8mあります。

金剛證寺は 臨済宗南禅寺派に属する仏教の禅寺です。 仏教は 禅宗であれ宗派によらず「成仏」できるよう導くものと私は解釈していますが 金剛證寺の「山中他界観」は死者の霊魂が山中に留まるというものです。 私の考える「死んだら成仏して極楽浄土へ行く」というのとはチョット異なりますが 「あの世は山中にある」という捉え方で卒塔婆を建てる信仰習俗は面白いと思いました。 

宗派を問わず葬儀の後に朝熊山へ登り、金剛證寺奥の院に塔婆を立て供養する風習を「岳参り」「岳詣(たけもうで)」などと呼ぶそうですが 一本50万円もする巨大な卒塔婆を建立する遺族の存在に驚きました。
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本堂と奥ノ院の中間地点にある「極楽門」

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極楽門から奥ノ院に向かう参道に建立された卒塔婆群

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卒塔婆群

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奥ノ院

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奥ノ院に展示されている卒塔婆の商品見本

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卒塔婆はサイズにより一本3〜50万円

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本堂

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仁王門から本堂に向かう石段

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仁王門

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弘法大師が掘ったと伝えられる「連間の池」と彼岸(悟り)へ渡る「連珠橋 」

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