投資信託「グロソブ債」と「円キャリートレード」の巻き戻しによる円高・株安の加速

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余裕資金(円)を低金利で預金しておくことは 馬鹿らしいだけでなくインフレに対するリスクもあるので 遅ればせながら(柳の下のドジョウを狙って)投資信託「グローバル・ソブリン債」への投資を検討中です。

グローバル・ソブリン債は 日本より金利が高い世界各国が発行している債券に分散投資する投資信託で 通称「グロソブ債」と呼ばれ “グローバル”=世界の “ソブリン”=国債等を合成した言葉です。 低金利の時代に金利差と為替差益の両方を享受できる可能性があり 人気の高い金融商品でしたが ズット円安傾向が続いていたので 臆病な私は踏み切れないでいました。

3月17日(月)に円高・株安が加速し 円相場が1米ドル95円台を付け 日経平均株価が12000円を割り込んだので グロソブ債を買っても良い時期(遅すぎる??)にきたのではと思っています。

写真上は同じ3月17日に日本自動車会議所にて最近の国際経済情勢について講演された国際エコニミスト・今井澂(いまいきよし)氏です。

今井澂氏は「円キャリートレード」について触れ 円キャリートレードは基本的に円安・株高を加速させるが バブルに似た面があり ピークに達すると円キャリートレードを解消する(巻き戻す)動きが起きるので 3月17日の円高・株安は「巻き戻し」に一因すると説明していました。

円キャリートレードとは 海外のヘッジファンドなどが主体になり 日本円(低金利)で資金を調達し外為市場で外貨に換え外国の金融商品(高利回り)で運用して利益を得る取引です。 この取引が急激に広まったのは 日本の超低金利と 5%前後と高い海外主要国の高金利があります。 今回の日米同時株安と円高加速は サブプライム問題などで米国株が下がる事態となり  ヘッジファンドは損失を防ぐために金融商品を売却し円の借金返済に充てる(円キャリートレードとは逆の動きとなる)ので 株安・円高が加速することになります。

私は不勉強で 「円キャリートレード」について余り理解していなかったのですが 「ソブリン債」と「円キャリー取引」は 低金利の日本円が背景になっており 同じ仕組みと思いました。 

円キャリー取引に要る資金の多くは日本の金融機関が用立てしており アメリカの株価が急落すれば 日本の金融機関は円キャリー取引の清算に失敗した海外投資家達の不良債権を一気に抱えることにもなるので 円キャリー取引の行方は日本経済にとっても重要な問題となります。

「グロソブ債」は 低金利に耐えられなくなった私を含む日本の個人客が持つ預貯金からの投資であり 成功するか失敗するかは「円キャリートレード」の行方と同じ(一蓮托生=on a same boat)です。

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