山形県の山寺・立石寺と蔵王温泉にて過ごした大人の休日(ジパング)

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写真上は 松尾芭蕉の名句「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」で知られる山寺(正式名称は宝珠山立石寺)です。 8月31日付け私のブログ JR東日本「大人の休日倶楽部ジバング」の難解な割引料金体系 の中で 東京~山形~山寺の往復切符を購入したと書きましたが 9月2日に先ず山寺を訪ねました。

山寺(立石寺)の歴史は古く 貞観2年(860年)に慈覚大師(円仁)により比叡山延暦寺の別院として創建されたものです。 松尾芭蕉が弟子の曾良と共に山寺を訪れたのは 元禄2年(1689年)7月13日であり 芭蕉はその素晴らしい景観に感銘を受けたと紀行文「奥の細道」に次の如く書き残しています。

「山形領に立石寺という山寺あり 慈覚大師の開基にして 殊に静閑の地なり。 一見すべきよし 人々の勧むるによりて 麓の坊に宿借り置きて 山上の堂に登る。 岩に巌(いわお)を重ねて山とし 松柏年旧(しょうはくとしふ)り 土石老いて苔滑らかに 岩上の院々扉を閉じて物の音聞こえず。 岸を巡り 岩を這(は)いて 仏閣を拝し 佳景寂寞(かけいじゃくまく)として心澄みゆくのみおぼゆ。 閑かさや岩にしみ入る蝉の声」

なかなかの名文であり 比較されると恥ずかしいので 私の紀行文をここで記事にするのは止めることにしました。

今は JR仙山線・山寺駅前の登山口から頂上の奥の院まで1015段の立派な石段が整えられていますが 芭蕉が立石寺を訪れたのは 今から約320年も前であり 岩を這って山上まで登ったのは大変だったと思います。

頂上近くの岩場に舞台造りの五大堂があり そこからの眺めは正に絶景でした。

山寺駅に戻る前に もう一つの山寺と呼ばれている宝珠山千住院にも足を延ばして寄ってみました。 宝珠山千手院の裏手を登ると「垂水岩の洞窟」という奇岩の祠があり 慈覚大師が山寺の霊域づくりの構想を考える宿坊とした場所だそうです。 「垂水岩の洞窟」まで足を延ばす観光客は少ないですが 必見の穴場です。

山寺駅から山形駅に戻り バスで標高900mにある蔵王温泉に行き その日は旅館「つるや」にて1泊しました。 蔵王温泉は強酸性硫黄泉が豊富に沸き出る温泉場で ph1.4~1.7という日本第二位の酸性の強さから 慢性皮膚病に対する効能や美肌効果などがあるそうです。

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山寺(立石寺)の根本中堂


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五大堂から眺めた景色。 中央右寄りの黒い建物はJR仙山線・山寺駅


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宝珠山千手院の裏手にある「垂水岩の洞窟」


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蔵王温泉で泊まった宿「つるや」


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蔵王温泉「つるや」7階の部屋から撮った景色

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この記事へのコメント

へそまがり
2008年09月19日 13:49
紀行文と写真を拝読、拝見しました。芭蕉に遠慮していつもの名文と違い(失礼)短文で終わり、少し残念です。
山寺は、3年ほど前でしたか、伊藤礼氏(伊藤整の長男)が当時日本経済新聞夕刊に連載していたエッセイのなかでNHK放映を予告した、老人だけのサイクリングツアーで(当時伊藤氏は既に70歳過ぎ)、また去年は同局の「趣味悠々」“おくの細道を歩こう”(俳優榎木孝明と俳人黛まどか)で静寂耽美な情景を見て、一度訪ねたいと思っているところです。
2008年09月19日 17:01
へそまがり様
「趣味悠々」“おくの細道を歩こう”(俳優榎木孝明と俳人黛まどか)は私も見ました。静寂耽美な所と期待するとガッカリされるかも知れませんが 山寺は訪れる価値があると思います。

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