年利5.1%という破格の社債を発行したソフトバンクに破綻懸念はないのか?

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ソフトバンク(株)が年利5.1%という高利回りの社債を新規に発行しましたが 従来から囁かれていた苦しい資金繰りを改善するために行う苦肉の策なのか その理由を探ってみました。

今回 新規発行した第27回ソフトバンク(株)無担保社債の概要(写真上)は以下です。

   募集額:   500億円
   利率:    年5.1%
   募集期間: 6月9日まで
   発行日:   6月11日
   償還期間: 2年
   申込単位: 100万円
   格付け:   BBB

ほぼ同時期に募集を始めた近畿日本鉄道(格付けBBB)の新規社債が 償還期間5年で年利1.5%であることを考えると ソフトバンクが募集する新規社債の年利5.1%は破格に高いと分かります。

自己資本比率が低いにもかかわらず2兆円超の有利子負債を抱えるソフトバンクに対して 昨年夏ごろから破綻懸念が囁かれていますが 孫社長は2009年3月期決算を発表した席で「2014年度に純有利子負債ゼロを目指し 今後 大規模投資は行わない」と発表しています。

それにもかかわらず 今回 有利子負債である新規社債を破格に高い利子をつけて発行するというのは いよいよ資金繰りに行き詰ったからではないのかと思ったので みずほ証券浦安支店の人に真相を聞いたところ 次のような説明でした。

・ソフトバンクが資金繰りに行き詰っているということはない。 そうなる前に所有するプロ野球の球団を先ず売却する筈である。
・今回発行した新規社債の利率が5.1%と破格に高いのは ソフトバンクが過去に発行した社債価格が最近の状況で下落しており 実質利回りが4.57%にもなっているので 既発債を買う客と比べ利率で不公平感が出ないように高い利率に敢えて設定している。
・BBB以上なら投資適格社債ということが常識になっており ソフトバンクのBBBという格付けは適格である。


ソフトバンクの新規社債を販売している証券会社の話なので 「破綻懸念が確かにありますネ」とは言える筈もなく 上記の説明をどこまで信じて良いのか分かりませんが 面白い説明だなと 眉につばを付けながら拝聴しました。

ちなみに 格付けBBBについて 5月21日の日本経済新聞夕刊記事は「昨年夏以降 景気が急速に悪化し トリプルB格債の債務不履行(デフォルト)が頻発したので 社債の主要な買い手である機関投資家はリスクが高いBBB格債の購入をやめていた」と報じています。

この世に「旨い話」など存在せず リスクとリターンは常に裏腹の関係なので 高利率の社債を発行する企業ほど破綻懸念が多いということになりますネ。
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5月7日に「新光証券」と「みずほ証券」は合併し「「みずほ証券」としてスタートしたという案内

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この記事へのコメント

sirouto
2009年05月27日 12:29
1番目と3番目の理由は面白いですね。
なにか 催眠商法に使えそうな説明ですね。
面白かった。
白象
2009年05月27日 16:42
sirouto様
証券会社のセールスの人に 私は「証券会社が元本を保証するならこの社債を買う」と申し出たのですが 「法律で禁じられている」と言う理由で断られました。

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