歌川広重(安藤広重)が描いた150年前の浦安風景と由比の東海道広重美術館

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NHKテレビの日曜美術館を見ていたら 江戸時代の浮世絵師・歌川広重が今から150年ほど前に描いた浦安の風景を紹介していたので 浦安に住む私の興味を引きました。 写真上がその風景画で 歌川広重作の風景版画集「名所江戸百景」(119景)の中にある「堀江ねこざね」と題する1枚です。 

なんとも長閑(のどか)な風景であり 今住む浦安が150年前にこのような姿だったとは信じがたいです。 この絵の中央を流れるのが旧江戸川の河口付近から分岐した境川で 漁船が点々と浮かんでいます。 境川を真ん中にして左側の漁村が堀江 右側が猫実で 中央右端に見える小さな神社が豊受神社です、

歴史をひも解くと 浦安は 江戸川が東京湾に流れ込む所にできた三角州で 市内猫実の豊受神社が保元2年(1157年)の創建と伝わることから それ以前に集落がこの地に形成されたと考えられます。 長い間 漁業を中心とした寒村で交通の不便な「陸の孤島」であったことが この風景画からも良く分かります。

昭和40年(1965)頃までは 広重の絵とほぼ同じ海岸線が維持されていましたが その後の埋立てによりディズニーランドを含む現在の浦安市主要部が生まれています。

広重は寛政九年(1797) 江戸の火消同心であった安藤家に生まれ 当時の浮世絵の世界で最大勢力であった歌川派の歌川豊広に入門し 歌川広重の名を与えられています。 私が中学生の頃は「安藤広重」という名で習いましたが 広重のこうした履歴から 画人として「歌川広重」と呼ぶのが正しく 今では歌川広重という名で統一されています。 

歌川広重(1797~1858年)の傑作として最も有名なのが「東海道五十三次」(55枚の絵;53の宿場と江戸と京都)で 由比(静岡県)にある東海道広重美術館にて見ることが出来ます。 先日 由比本陣跡にある東海道広重美術館を訪れる機会がありましたが 版画で浮世絵(錦絵)を製作する工程が具体的に詳しく説明されており 一見に値します。
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「名所江戸百景」(119景)の中にある「堀江ねこざね」と題する1枚。 中央の右端に見えるのが豊受神社

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現在の豊受神社(浦安市猫実)

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由比本陣跡にある東海道広重美術館

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東海道広重美術館

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この記事へのコメント

R
2011年12月12日 10:26
イイトオモイマス。
白象
2011年12月13日 16:53
Rさま
お褒めいただき光栄です。

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