信州の鎌倉(塩田平)にある古刹・前山寺の「くるみおはぎ」

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信州・独鈷山の麓(標高600m)に「塩田平」という上田城から別所温泉に広がる一帯があり 鎌倉時代からの古刹や史跡が多く点在することから「信州の鎌倉」と呼び親しまれています。 先の記事で紹介した戦没画学生慰霊美術館・無言館は 塩田平の岡の上にあります。

無言館を見学した後は せっかくの機会なので 塩田平の寺や神社をいくつか見て回ることにし 前山寺→龍光院→塩野神社→中禅寺の順に訪ねました。

信濃デッサン館(窪島誠一郎が信州ゆかりの画家や夭折した画家の絵を集め展示している建物で 無言館は同館より後に建てられた別館)の裏手に位置する前山寺は 平安時代に弘法大師が修業霊場として開いたと伝えられる古刹で 室町時代に建立された「三重の塔」は重要文化財に指定されています。 窓や扉や欄干がないので俗に「未完成の塔」と呼ばれていますが 室町時代初めに北条氏が鎌倉で滅び信州塩田城も没落したので 財政逼迫で完成できないままになったというのが真相のようです。

前山寺の「くるみおはぎ」(写真上)が有名というので 事前に予約して本堂に隣接する庫裏(くり。 庫裡とも書く。 寺院の台所にあたる建物で住職や家族の住む所)で住職夫人から接待を受けましたが 古くから前山寺に伝わるだけあって 鬼ぐるみで作ったタレでいただく「くるみおはぎ」は美味でした。 

中善寺の薬師堂は 鎌倉時代初期に建立された「阿弥陀堂形式」のお堂で 由緒あるものだそうです。

帰路 車で自宅(浦安)に戻る前に 上信越道「上田菅平IC」に近い上田城址公園に寄りました。 徳川の大群を2度にわたり退けたという難攻不落の上田城と 豊臣家に殉じた真田親子(昌幸・幸村)の武勇について 上田城址公園にて暫く思いを馳せました。
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前山寺の山門

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前山寺の参道

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前山寺の三重塔

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前山寺の本堂

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前山寺の庫裏のお座敷。 「くるみおはぎ」の向付は「梅のしそ巻き」と香の物

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中禅寺の薬師堂

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上田城の石垣「真田石」

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この記事へのコメント

hm
2009年10月30日 10:34
今頃タイミングのずれたコメントですが、ご容赦を。
前山寺の「くるみおはぎ」、訪れたのは春と夏、季節はずれでもあり私は賞味できませんでしたが、さすが白象さん。“備えあれば人生の楽しみも倍加する”ということでしょうか。デッサン館では、関根正二や村山槐多の絵を見た後、左奥に野田秀夫のコーナーがあります。窪島氏がここを建立するきっかけとなった画家ですね。その経歴を何気なく読んでいたら、なんと私の高校(旧制中学)の先輩であることを知り、びっくりしました。彼はアメリカ生まれですが、この時期日本で暮らしています。卒業後帰国し画家として名を成し始めたころ、アメリカ人の夫人を伴い来日、野尻湖で制作中に急逝しています。野田を知った私は桐生の大川美術館に作品がある(そのほか松本竣介)というのでそこを訪ね、ついでに渡良瀬鉄道の神戸(ごうど)駅に近い富広美術館まで足を延ばしました。富広美術館についてはご存じだと思いますので割愛しますが、この美術館は隅研吾によるものであり、同じく同氏の設計である馬頭広重美術館とはまたことなったユニークな建物が気に入りました。
彼はその後、新サントリー美術館を設計していますが、、最近リオープンした新根岸美術館も彼によるものだとのことで、こちらもいずれ訪ねたいと思っています。
白象
2009年10月30日 12:52
hmさま
コメントを有難うございます。 前山寺の「くるみおはぎ」に私は余り興味なかったのですが 家内の強い希望で行くことになりました。 デッサン館には時間なく残念ながら今回は断念しました。
hm
2009年10月30日 13:11
訂正
新根岸美術館は新根津美術館の間違いでした

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