個人向け既発の社債としてオリックス(年利1.256%)と日産(年利0.843%)を買っても大丈夫?

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2年前に購入したオリックス社の個人向け劣後社債(年利2.27%)の満期(償還時期)が来たので代わりの金融商品を探しましたが 低金利が今後も続きそうな状況の中で 元本確保に近い安全な金融商品で利回りの良いものを探すのは極めて難しいと知りました。

元本確保に近い安全な金融商品として 3年物の国債は年利0.19%、 3年の定期預金は年利0.43~0.47%(中央三井信託銀行)であり これでは面白くないので 少しでも利率が良くて格付けの高い社債がないか探してみました。 これから近い内に新規発行される社債はないというので 既に発行された社債の中で満期(償還日)までの残存期間が3年未満のものを証券会社で探してもらったところ 次のようなものがありました。 表示されている「年利」は既発の社債をこれから購入し満期日(償還日)まで保有した場合の最終利回り(年)です。

(社債の発行元) (発行元の格付け)  (年利)  (満期までの残存期間)
 オリックス社       A         1.256%       17ヶ月
 日産自動車       A-        0.843%       33ヶ月
 近畿日本鉄道     BBB         0.750%      16ヶ月
 大和証券         A         0.690%       18ヶ月
 小田急電鉄       AA         0.520%       13ヶ月
 東北電力         AA        +0.340%      36ヶ月


上記の社債はどれも新規に発売された時の利率(年)より既発債を購入し満期日(償還日)まで保有した時の最終利回り(年利)の方が低くなっていますが それは定期預金や国債の利回りが低いので 市場で流通している社債の売買価格が社債発行時より高くなり その結果 満期日まで保有した利回り(年利)が発行時より低くなるからです。

例えば 上記社債の内 オリックス社の社債(満期4年)は新規発行時の利率が年1.64% 日産自動車の社債(満期3年半)は新規発行時の利率が年1.59%でした。 今の時期 新規発行の社債はほとんど出ないので 仕方なく私は上記のような既発社債の中で 格付けの高い(倒産の恐れが少ない)満期まで保有した場合の利回りが割りと良いオリックス社と日産自動車(写真上)の劣後債を購入しました。 2社に分けたのはリスク分散のためではなく オリックス社債の枠が不足していたからです。

個人向け国債のほとんどは劣後債という種類のもので 利回りが一般的に定期預金や国債の利率より高く 満期(償還日)まで保有すれば元本と利子が戻るので有利ですが 発行元が満期前に倒産すると 劣後債は「紙くず」同然となるというリスクがあります。 リスクを避けるために格付けの高い社債を選ぶべきですが 発行元の格付けがAであっても倒産するリスクはあるので 何社かに分けて社債を購入してリスクを分散した方が望ましいようです。

何れにしても リスクとリターンは裏腹の関係にあるので 資産運用方法として 劣後社債は定期預金や国債よりリスクが高いので要注意です。 英語で Nothing ventured, nothing gained(冒険しない限り何も得られない)という表現がありますが 格付けAランクの社債も紙くずになるリスクがあるので恐いとなると 超低金利の定期預金か国債しかないということになります。 消費税は10%になりそうな雲行きであり 日本の財政赤字が改善されない限り将来的にインフレになることを思うと 運用リスクを避けたい定年退職者の老後はますます難しくなりそうです。
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中央三井信託銀行の特別金利キャンペーン。 3年物の定期預金金利は預け入れ額により年0.43~0.47%

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