老化度は「くれない指数」で分かるとする曽野綾子著「老いの才覚」を読む

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新聞広告によると 曽野綾子著「老いの才覚」(ベスト新書)は 現在 販売部数が新書・ノンフィクション部門の第1位で 50万部を突破したそうです。 家内が友人の読み終わったこの本を借りてきたので 私も読んでみました。

この本の中で 著者・曽野綾子さん(現在79歳の後期高齢者)は 「老化度」を計る目安は「くれない指数」と述べています。

世間には 友達が「してくれない」 配偶者が「してくれない」 子供・兄弟・従兄弟が「してくれない」と始終口にしている人がおり 「今度行く時 私も連れてってくれない?」「ついでに買ってきてくれない?」と絶えず他人を当てにしている人がいますが 著者はこういう人たちを密かに「くれない族」と呼んでいます。 どんな若い人でも「くれない」と言い出した時が その人の老化の始まりで 自分の老化がどれだけ進行しているかは どれだけの頻度で「くれない」を発しているかで分かるのだそうです。

老いて大切なのは 他人に依存しないで経済的にも肉体的にも自分の才覚で生きる「自立」の精神と 自立に必要な健康を保つために節制する「自律」の精神というのが著者の結論ですが 私を含む多くの高齢者にとって耳の痛い指摘と思いました。

老い方を知る上で 色々と示唆に富んだ本であり 一読に値します。

蛇足になりますが 曽野綾子さんのご主人・三浦朱門氏は 結婚して間もない頃 遠藤周作などの友人に「妻を娶らば曽野綾子」と ノロけて言っていたそうですが そのことを知った曽野綾子は 下の句に「後は野となれ山となれ」を加えたそうです。 才女・曽野綾子のスゴサを感じさせる下の句ではないでしょうか?

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