元トヨタ専務・高田坦史氏を独立行政法人・中小企業基盤整備機構の理事長に就任させた官僚の思惑とは?

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写真上(クリックして拡大可)は 文芸春秋八月号に載った「独法人事と官僚の思惑」と題する記事で その要点は以下です。

経済産業省所管の独立行政法人である中小企業基盤整備機構の理事長に元トヨタ自動車専務の高田坦史氏が7月1日付けで就任した。 高田氏は同機構が実施した公募に応じた26名から選ばれたもので 同機構では初の民間人トップだ。 この中小企業基盤整備機構は 補助金無駄使いを象徴する独法として知られ 評判がよろしくない。 政府からの補助金でベンチャー企業の支援などを展開しているが こうした支援が有効なのか 民業圧迫ではないかという批判が民間からあがっている。 6月25日の時点でナンバー2が未だ決まっていないが 経済産業省OBが就任する可能性が高い。 トップは民間人 ナンバー2は元官僚という人事は 一見 経営の効率化を重視しているように見えるが 官僚が背後から操りやすい構図でもある。 何か問題が起こった時の責任はトップに集中し ナンバー2は逃げやすい。 高田氏がいかに優秀な経営者であっても 門外漢の金融機関トップとしては官僚の「操縦術」にはまってしまうリスクが大きい。 官庁の“外郭団体”のあり方を見直す時に来ていることは間違いない。

この記事内容に私は全く同感です。 独立行政法人というのは 日本の行政機関である省庁から独立した組織として行政の一端を担っていますが 行政改革から逃れる“隠れ蓑”となっているケースが多く 中小企業基盤整備機構も例外でありません。

独立行政法人がエリート官僚の天下り先になっているという批判を回避するために 最近ではトップを公募し民間から選ぶケースが増えています。 しかしながら トップのみ民間から選んでも 残る経営陣が官僚の天下りで占められるなら 天下り官僚は減らないので行政改革になりません。

中小企業基盤整備機構のホームページに載っている役員構成を見ると 同機構のナンバー2(副理事長)は経済産業省(旧通産省)OBの塩田誠氏(7月1日に就任)であり  9名存在する理事の内 民間人は元トヨタ専務・高田氏だけで 残る8名は全て経済産業省や官僚のOBで占められています。

このように行政改革の“隠れ蓑”となっている独立行政法人・中小企業基盤整備機構トップにトヨタから人を出すということは 官僚の「操縦術」にトヨタがはまってしまっているということであり トヨタの企業倫理にも反するのではないでしょうか? トヨタOBの私としては とても嘆かわしいことです。

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この記事へのコメント

Kuroshio
2012年07月16日 08:43
貴方のご意見全く同感ですが、行動が伴わなければ何も変わりません。貴方は文面から元トヨタマンでしかもそれなりの地位にあった方と思われます。何か具体的行動が出来るのでは?期待してます!
白象
2012年07月16日 09:21
kuroshioさま
厳しいコメントを拝読しました。

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