東大寺戒壇堂の奈良時代を代表する四天王像(国宝)は必見に値します

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上掲の写真は 東大寺戒壇堂にある四天王像の二つ(左側が広目天 右側が増長天)です。 戒壇堂内は撮影禁止なので国宝の塑像・四天王像を撮ることは出来ませんが 出展を示して写真を載せたブログ記事しばやんの日々から了解を得て転用しました。

755年に創設された戒壇堂は 中国から招かれ来日した戒律の第一人者である鑑真が大仏殿の前に戒壇を作り授戒を初めて行い その翌年に建立されたものです。 授戒とは僧侶として守るべき戒律を仏前で誓う儀式のことで 鑑真は 戒律を教える高僧として招かれ 6度目の渡海で盲目の身となって来日を果たし 東大寺にて日本で最初に授戒を行いますが 5年後の759年に戒律の専門道場である唐招提寺が創建され授戒の場所を移しています。

戒壇堂内部の四隅(北西 北東 南西 南東)を固める仏法の守護神として信仰されている四天王は 広目天 多聞天 増長天 待国天という奈良時代(天平時代)を代表する塑像の4体で 中央アジアの甲冑を装備し 身長は160~170cmあります。 4体ある四天王の内 私が最も迫力のある傑作と思ったのは 手にした戟(げき)で入り口から来る外敵と戦い口を開き忿怒の表情をした増長天です。 4体それぞれが邪鬼を踏みつけていますが 増長天の邪鬼は最も表情豊かでユーモラスでさえあります。 しかし 戒壇堂の拝観者は壇上に上がれないので 四天王4体を下から拝するのみであり 残念ながら邪鬼の姿を見ることは出来ません。

修二会(お水取り)の法会を観覧するために東大寺の二月堂を訪ねる計画を立てたところ それなら その前に戒壇堂の四天王像を拝観すべきと友人から強く勧められたので 戒壇堂を訪ねることになりましたが 写実的で迫力のある四天王像は天平時代の最高傑作として必見に値すると思いました。 

戒壇堂は東大寺大仏殿から300mほど西側にあり ここを訪ねる観光客は少ないので東大寺観光の穴場となっています。 私は中学校の修学旅行で初めて東大寺に行ききましたが 二度目となる今回は 東大寺境内を南大門→中門→大仏殿(金堂)→戒壇堂→二月堂の如く歩きました。
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四天王像の2体(左が持国天 右が多聞天)

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南大門

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南大門の仁王像

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中門

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八角灯篭

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世界最大級の木造建築・大仏殿(金堂)

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大仏

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四天王像のある戒壇堂

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大仏殿の裏側(北側)にある「右・大仏 左・二月堂」と刻まれた表示

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