今年のアカデミー賞作品賞候補と言われる映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観る

wansu11.jpgクエンティン・タランティーノ監督の映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を観ました。 1年間という短い期間でしたが 私は1967年にハリウッドに住んでいたので 1969年のハリウッドを舞台にしたこの映画を とても懐かしく思いながら観ました。 映画のあらすじは以下です。

テレビ俳優として人気に翳(かげ)りが見え始めたリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ 上掲写真の左)は 映画俳優へ転身を図り いつか昔の輝きを取り戻したいと奮闘していた。 目まぐるしく変化する1969年のハリウッドのエンタテインメント業界で生き抜くことに神経をすり減らし自信を喪失していたが リックの付き人でスタントマンのクリス・ブース(ブラッド・ピット 上掲写真の右)は 自分らしさを失わずにリックを公私とも常に励まし支えていた。 そんなある日、リックが暮らす屋敷の隣に、時代の寵児ロマン・ポランスキー監督と、その妻で新進女優のシャロン・テートが引っ越してくる。 今まさに光り輝いているポランスキー夫妻を目の当たりにしたリックは、自分も俳優として再び輝くため、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演することを決意する。やがて1969年8月9日、彼らの人生を巻き込み映画史を塗り替える事件が発生する。

1960年代後半は ハリウッドの黄金時代で クエンティン・タランティーノ監督は 古き良き時代の幸福感に溢れていたエンタテインメント業界を生き生きと描くと共に 時代の潮流にあるハリウッド映画の光と影と映画俳優の虚実を この映画で見事に描いています。

60年代後半のアメリカはまさにカオスで 終結の見えない泥沼化したベトナム戦争、公民権運動、ウーマンリブ運動 セックスとドラッグを楽しむ若者たちに広がったヒッピー文化など様々なことが起きていました。 そのような時に世間を驚愕させたのが 1969年8月9日に起きた「シャロン・テート殺害事件」で その概要は次のようなものです。

新進気鋭の映画監督ロマン・ポランスキーの妻で女優のシャロン・テート(当時26歳で妊娠6ヵ月)は 狂信的カルトの指導者チャールズ・マンソンを信奉するヒッピーら3人にロサンゼルスのポランスキー宅で惨殺された。 この凶悪事件は 現場の残虐性、動機の不可解さ、そして被害者の一人が若手の美人女優であり、事件当日は不在だった夫が新進気鋭の映画監督ロマン・ポランスキーであったことから 全米に大きな衝撃を与えた。

映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のラストは シャロン・テート殺害事件の内容を変更していますが この映画を理解するには「シャロン・テート殺害事件」の予備知識を持っていることが望ましいです。

上映時間2時間40分の映画を傑作と思うか 退屈な駄作と思うかは 1060 年代後半の時代背景とシャロン・テート殺害事件について理解しているかで分かれると思います。

この映画は 1969年のハリウッドを舞台にした いわゆる「業界モノ」であり、タランティーノ監督の最高傑作として 今年のアカデミー賞で作品賞候補にノミネートされる可能性が高いそうであり 注目したく思います。
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シャロン・テート役のマーゴット・ロビー

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