能登半島・輪島市の「白米千枚田」と「切子灯籠(キリコ)会館」を訪ねる

hakumai1.JPG金沢駅から能登半島を巡る日帰りの定期観光バスに乗り 輪島市にある世界農業遺産の「白米千枚田」と能登半島北部の祭りに使われる切子灯篭を展示する「輪島キリコ会館」を訪ねました。 上掲の写真は 石川県輪島市白米町の棚田「白米千枚田」で 能登半島北岸を走る国道249号と日本海との僅かな崖地に作られています。

約4ヘクタールの範囲に1004枚の棚田があり 水田一面あたりの面積は約18平方メートルという狭さで 2011年6月に日本で初めての世界農業遺産に認定されています。 日本海に面して、小さな田が重なり海岸まで続く絶景は 日本の棚田百選に指定されており奥能登を代表する観光スポットとして年間50万人を越える観光客が訪れるそうです。

問題は 地元農家の高齢化・後継者不足により営農維持が困難となっていることです。 白米千枚田の維持管理は 輪島市の管轄になっており ボランティアによる田植えや稲刈りが行われています。 耕作放棄された田を年会費2万円で借り自分で耕作するオーナー制度もあり オーナー会員はお気に入りの田んぼを選び自分の標柱を建て「マイ田んぼ」とすることも出来ます。 年7回の耕作作業に参加できないオーナーには輪島市が支援している千万田愛耕会が代行します。 このようなボランティア活動やオーナー制度により 白米千枚田という景勝地がいつまでも守られることを願っています。

白米千枚田を後にして 輪島朝市の場所に近い「輪島キリコ会館」を訪ねました。 能登半島北部の祭りには 昔から神輿を照らす巨大な切子灯篭があり 「切子灯籠」を短縮した「切籠」を「キリコ」と呼んでいます。 電灯のない昔は 神輿を照らす「切子灯籠」が必要であり それが「キリコ」として現在に引き継がれています。 この伝統は能登半島北部に特有のもので 能登半島の付け根にある金沢では祭りにキリコを使わないそうです。

独自の文化を持つ能登半島北部の農漁村では 毎年夏に約200地区で キリコ祭りと称する灯籠神事が独自に発展しました。 キリコは 神輿の照明と案内役であり 電線のなかった時代には 高さ15m 重さ2.5トンのキリコを150人以上で担いましたが 最近では 小さいものもありますが 最大で重さ2トン 高さ15mのものを約100人の担い手により担がれるそうです。 

切子灯籠(キリコ)には 直方体の行灯(あんどん)の四面に貼られた和紙に吉祥文字や紋や絵が描かれており 明かりが灯されるとそれらが幻想的に浮き上がる仕組みになっています。 輪島キリコ会館では 氏子たちによって威勢よく担ぎだされ神輿のお供となるキリコの実物が数多く展示されています。

能登半島を 今回 初めて訪ねましたが 白米千枚田と輪島キリコ会館は 色々とある観光名所の中で見逃せないと思います。
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白米千枚田

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白米千枚田

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白米千枚田

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輪島塗階会館に展示されているキリコと神輿

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キリコ会館の切子灯籠(キリコ)

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キリコ会館の展示。

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右端のものが電線の無い時代の高さ15mのキリコ

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