電気自動車(EV)の開発に未だ本気でないトヨタは大丈夫なのか?

ev11.JPG招待券を貰ったので 東京ビッグサイト(青梅会場と有明会場)にて開催中の東京モーターショーを見学しました。 目玉は 来年中に市販予定の電気自動車(EV)で トヨタ ホンダ マツダから展示がありましたが 9年前からEVリーフを発売している日産はコンセプト車IMKのみでした。

東京モーターショーの来場者数は ピーク時(1991年)に202万人だったのが 若者の車離れや インターネットの普及でモーターショーの意味が少なくなったなどの理由から 前回2017年の入場者数は77万人にまで減っています。

電気自動車の投入で 地球温暖化対策に前向きな姿勢を示し 日本市場とモーターショー入場者数の回復を期待したいところですが EVは儲からないだけでなく普及させるには課題も多いので EVの開発について各社がどれだけ本気なのか疑問も感じました。 某自動車メーカー幹部は「EVによる収益面の貢献はほとんどないので 規制の罰金を払わなくて済む分だけ売るというのが現状だ」という本音を語っています。

ここで各国の規制について少し触れると 中国は2019年から自動車メーカーにEVなど新エネルギー車を一定比率、生産することを義務付けています。 各社は中国生産台数(輸入も含む)の一定割合をEVやプラグインハイブリッド車(PHV)などのエコカーにする必要があり 未達の場合は達成した企業から余剰分を「クレジット」として買い取るか、車の販売台数が制限されます。 この規制により 中国政府から多額の補助金を受ける中国メーカーが有利とされています。 ヨーロッパ(EU)では 排気ガス規制値を厳しくしてEV導入を促進する政策が実施されていますが 現在 EV市場は広がりを見せていません。 米国市場でトランプ大統領は排気ガス規制強化に消極的であり 日本ではEVの普及を促す規制が未だありません。

今回 東京モーターショー2019を観て トヨタは日本の競合他社に比べ EV開発に未だ本気でない様なので チョット心配になりました。 EVを量販するなら 市場の大きい小型車(コンパクトカー)でEVを開発する必要がありますが トヨタが来年中に販売予定のEVは 定員二人の乗用車とガルウイングの高級車レクサスのみであり 小型車EVの発売予定がありません。 EV量販について トヨタとしては 未だ本気になるには時期尚早と考えているのかも知れませんが 儲からないEVは拡販せずにハイブリッド車を含む内燃機関車の販売を落とさずに出来るだけ長く将来も続けたいというのが真意なら EV開発で出遅れたまま取り返しのつかないことにならないか トヨタOBの私としては心配です。

日産はEVリーフを発売して9年になりますが 累計の国内販売は約13万台に留まっています。 中国でのEV販売(今年前半で63万台)は現状で未だ少なく 米国でEVを販売するテスラ社の経営は赤字が続いています。 このようにEVを取り巻く環境は厳しい状況にありますが 将来 トヨタはEV市場でも覇権を握れるのか 今後の動きに注目したく思います。
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トヨタのLEXUS電気自動車

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トヨタの二人乗りEV(満充電の航続距離100km)

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ホンダの本格的EV

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マツダSUV車のEV

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