日本独自の文化“活動弁士”を描いた周防正行監督の映画「カツベン!」を観る

katsuben1.jpg日本だけに定着した“活動弁士“という文化を描いた周防正行監督の最新映画「カツベン!」を観ました。 映画が活動写真と呼ばれ モノクロでサイレント(無声)だった頃に スクリーンの横で台詞(セリフ)や説明を軽妙洒脱に語り 楽士の演奏と共に 無声の映画を肉声で活気づけた活動弁士(略してカツベン)の活躍を描いたものです。

海外では活動写真(サイレント映画)に活動弁士は存在しなったので カツベンは日本だけの職業・文化であり 明治32年(1899年)頃から盛んになりますが 1929年にトーキームービー「ジャズシンガー」がアメリカで公開され 日本でも五所平之助監督の「マダムと女房」という音声映画が1931に公開されてから活動弁士は映画館から消えていったそうです。

映画「カツベン!」を観て 日本の映画史に活動弁士がもてはやされた時代があったことを改めて知りましたが 考えてみると 日本には古くから琵琶法師 浄瑠璃 落語 講談 浪曲 紙芝居といった日本独自の「語りの文化」があるので カツベンもそうした文化の一端であり 日本人には語りを楽しむDNA(遺伝子)が組み込まれているようです。

周防正行監督の映画として 私はこれまでに

  1.シコふんじゃった。(1991年)
  2.Shall we ダンス?(1996年)
  3.それでもボクはやってない(2007年)
  4.終の信託(2012年)

という4本を観ており 何れも素晴らしい作品だったので 5本目となる最新作「カツベン!」も期待して観ましたが ドタバタ過ぎて失望しました。

周防正行監督作品の中で私がベストと思うのは 終末期患者の延命治療中止を描いた「終の信託」で 私の感想は赤字部分をクリックしていただければご覧いただけますkatsuben2.jpg

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