トヨタ経営陣の内幕を暴露した経済小説第二弾「トヨトミの逆襲」を読む

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覆面作家の城山三郎は 2016年に発表した小説「トヨトミの野望」で トヨタの元社長・奥田碩と元会長(現名誉会長)・豊田章一郎の確執を描き評判となりました。 前編と言えるこの経済小説で 奥田社長は トヨタを持株会社化して「トヨタの所有と経営の分離」を成し遂げ 創業家である豊田家を経営から引きはがし「天皇」のような象徴的存在にしようとしたことから 豊田会長の逆鱗に触れ 社長の座から退かされています。

2019年に発表された後編となる「トヨトミの逆襲」について ネット情報のJBpressは モデルとなった登場人物の推定実名を示しています。 推定実名による「トヨトミの逆襲」の概要は次のようなものです(敬称略)。

奥田から3代続いた豊田家出身でないサラリーマン社長の時代に 人がいいだけの世間知らずでお坊ちゃんに過ぎない章一郎の長男・章男に社長が務まるとは誰も思っていなかったが 2009年1月 52歳の章男は社長に就任する。 章男の信頼を得たのが 章男が取締役になる前に上司を2度務め公私にわたり面倒をみた章男より8歳年長の現副社長・小林耕二だった。 小林は 滋賀大卒業後の1972年にトヨタに入社し、主に財務部門などを経験 トヨタで部長経験後にデンソーに転じて役員に就き 2015年からデンソー副会長となり 2016年に顧問としてトヨタに呼び戻された。 トヨタから外に一度転籍した元社員がトヨタに戻されるのは異例だったが その後 章男社長に重用され 相談役を経て2018年に副社長に抜擢される。 小林は 章男の息子・大輔を将来の社長にする密命を帯びながら 未熟な社長の面倒を見る「影の社長」と言われるほど社内で大きな権力を持つ存在になる。 影の社長の「操り人形」に似た存在になっていると知った章男は 電気自動車(EV)の発売を成功させた2022年12月に 社長を退いて会長となり 自身の権勢を築くために取り入ってきた小林を退任させると共に 寺師茂樹を後任社長とする人事を発表する。

豊田章男社長の側近としてトヨタの経営を担うのが 小林副社長と友山茂樹副社長の二人とされています。 群馬大学を卒業した友山は 章男が役員になる前から部下として仕えてきた股肱の臣で 章男から信頼され重用されています。 「裸の王様」を支える二人の副社長が章男の好む元上司と元部下というのでは 実力主義でなく情実人事なので 社内から不満が高まっています。(注記: 今年4月1日からの役員体制変更で トヨタは副社長ポストを廃止し副社長と執行役員を一本化しました。 この変更により 小林耕二は代表取締役兼執行役員 友山茂樹は執行役員に就任しています)

トヨタとNTTは 互いに2000億円を出資して インターネットやITを活用した実験都市(スマートシティ)という街づくりの事業で提携すると3月24日に発表しました。 実験都市の詳細については赤字部分をクリックして読んでください。

電気自動車の開発に出遅れたままのトヨタとしては 競争の激しい自動車業界で生き残れるかどうか 今が正念場です。

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