現役最強・渡辺明三冠が文芸春秋9月号で語った史上最年少・藤井聰太二冠の「尋常でない将棋の強さ」とは?

fujiizz.jpg
将棋の高校生棋士・藤井聰太棋聖(18歳)が木村一基王位(47歳)を破り 最年少で二冠と8段昇段を達成し世間を驚かせています。 藤井棋士はなぜ強いのか それは「天才」だからと言ってしまえば簡単明瞭ですが 上掲写真の文芸春秋9号記事(全8頁の1頁)で「その尋常でない強さ」について現役最強の渡辺明三冠(36歳)は次の如く語っています。

1. 簡単に言うと 「誰も予想しなかった上手い手を指す」羽生9段と「終盤の読みが早い」谷川9段の強さを藤井聰太は兼ね備えている。
2. 藤井8段が終盤で強いのは詰将棋で鍛えたからという見方があるが 実戦では相手の玉が詰むかどうか分からないので詰将棋のようにはいかない。 藤井8段は終盤で私(渡辺)より10手先きを読めるので読み勝っている。
3. 藤井8段は18歳という若さで将棋に勝つために必要な能力や技術が備わっている。
4. 藤井8段に勝たない限り今後は頂点に立てなくなる。

「予想していなかった意外な手を指され 最初は相手が間違っていると思ったが 負けたので自分が間違っていたと知った」と渡辺9段は語っていますが 木村8段が藤井棋聖と戦った王位戦第4局でも似たことが起きています。 

第4局初日の封じ手として 藤井棋聖は自分の飛車と相手の弱い駒(今回は銀)を交換する(差し違える)「同飛車成」という木村が予想しなかったまさかの手で勝ちに結び付けました。 自分の飛車と相手の銀を差し違えるのは損な取引なので普通は飛車を逃しますが 敢えて飛車と銀を交換したのは 10手先を読める藤井8段ならではの読みの速さが決断させたと考えられます。

ちなみに「同飛車成」はその読み方から「同志社大学」とも呼ばれる手だそうです。 損な手であっても勝つために決断する手としての「同飛車成」ですが 王位戦4局の封じ手として木村王位として予想しなかったまさかの手だったようです。

将棋の世界に限らず若い世代に優秀な人たちが出てくるのは心強いですね。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

面白い
ナイス

この記事へのコメント