潜在意識にある人種差別を描き2018年アカデミー賞脚本賞の傑作ホラー映画「ゲット・アウト」を観る

getout.jpg
2018年のアカデミー賞で作品 監督 脚本 主演男優の主要4部門にノミネートされ脚本賞を受賞したアメリカ映画「ゲット・アウト」をTSUTAYAにてブルーレイディスクを借り観ました。 新型コロナウイルス感染の影響で 最近は映画館で新作映画がほとんど公開されないので 旧作で何か面白い映画はないか検索し この映画を見付けました。

アカデミー賞では 作品賞と監督賞が最も注目されますが 脚本賞の映画に傑作が多く この映画はアメリカで大ヒットし1億7600万ドルの興行収入を得ています。

映画「ゲット・アウト」は アメリカの白人に潜在意識としてある黒人に対する人種差別を黒人の監督が描いたもので 映画の原題「GET OUT」は白人社会から黒人は「出ていけ」という意味に解釈することも出来ます。

ネタバレを避けて映画の概要を紹介すると以下です。

ニューヨークで活躍しているインテリ写真家のアフリカ系黒人青年クリスは週末に恋人の白人女性ローズの実家(邸宅)に招かれ両親に挨拶することになる。 ローズの両親はローズの恋人が黒人であるということを未だ知らないというので クリスは不安にかられるが あたたかい歓待を受けホッとするものの “なにかがおかしい”という感覚にまとわりつかれる。 翌日 パーテイーが開かれ クリスはほとんど白人の招待客からもフレンドリーな挨拶を受けるが 満面の笑みを浮かべる彼らを前に”何か居心地の悪さ“を感じる。 そしてクリスはその邸宅で想像を絶する事態に直面することになる。

映画前半は1967年に制作されたシドニー・ポアティア主演のアメリカ映画「招かれざる客」に設定が良く似ており 後半のホラー部分は2018年のアカデミー賞作品賞を受賞した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」を想起させます。

「招かれざる客」はリベラルな白人層による人種差別についての欺瞞を痛烈に批判しましたが 「ゲット・アウト」では リベラルな白人層の内面に存在する目に見えないねじれた差別意識を皮肉っています。

映画「ゲット・アウト」の評価は日本で余り高くなかったようで YAHOO!の映画評は3.7に留まっています。 恐らく後半のホラ―部分について評価が分かれたからで 映画「パラサイト 半地下の家族」の評価が分かれたのと 良く似ていると思いました。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント