「2009年度株式市場展望~株価は大底をつけたか!?~」と題する野村證券のセミナー

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表題のセミナー(写真上)が12月9日に野村證券の本店7階で開催されたので参加しました。 講師の野村證券金融経済研究所ストラレジスト・芳賀沼千里氏は 「将来のことは分からない」と冒頭に断った上で 今後の展望について 概略 次のような見方をしていました。

1. 現在の株価(注:平成20年12月10日時点の日経平均株価8396円)は底入れに近い。
2. 今後の株価に対しては強気の見方をすべきである。
3. 来年春から夏にかけて株価は11000円~12000円になるであろう
4. 世界各国による協調利下げや景気浮揚策が実施されており効果を期待できる。
5. 原油を含む資源価格上昇による企業採算の悪化が解消されつつある。
6. 円キャリートレードの巻き戻し傾向も解消されつつあり円高傾向の歯止めとなる。
7. オバマ政権の経済政策による米国の景気回復を期待できる。
8. 中国が内需拡大策で経済成長8%を目指しているのは好材料である。
9. 健全な財務体質と高い技術力を持つ日本企業の株は相対的に魅力がある。
10.日本の個人資金は長期的に見ると株式投資に向けられると考えられる。
11.東証一部上場銘柄の平均配当利回りは2.8% 東証一部上場企業の70%超が1倍未満のPBRにあり 日本株は割安にある。
12.今後注目すべき投資銘柄は 極端に割安なレベルにまで売られた商社・自動車・不動産株であり 配当利回りは 三井物産7% トヨタ5%の如く高い。

このような見方は 一般論として正しいのでしょうが 株を買って貰えないと商売にならない証券会社は 敢えて楽観的な見方を顧客に対して説明することがよくあるので 鵜呑みするのは危険です。

同じ日(12月9日)に日本経済新聞社主催のエコノミスト懇親会が開かれ テレビ東京の番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」で取りあげていましたが 企業トップとエコニミストは野村證券より厳しい見方をしていました。

同テレビ番組WBSでは 懇親会に出席した企業トップとエコノミスト30人に聞いた結果として 大半の人が1年後(2009年末)の株価を10000円以上 米ドルと円の為替レートを今より円高の80円台 世界不況の脱出時期を2010年以降と見ていると報道していました。

「将来のことは分からない」という中で 野村證券の予測が正しかったどうかを 来年の今頃になったら改めて検証してみるつもりです。
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