故・岡本行夫氏がグローバル化について講演会で語ったエピソード

okamura.jpg元外交官で、橋本・小泉内閣時に首相補佐官を務めた、外交評論家の岡本行夫が新型コロナウィルスに感染し4月24日に74歳で亡くなりました。 上掲写真の岡本行夫氏は 2009年1月の講演時に撮ったものです。 

グローバル化について語ったその講演で 私にとって最も印象的だったのは 国をまたがってアウトソーシングが盛んになっている一例として ご自身が体験した次のようなエピソードでした。

ニューヨークのホテルに泊まり 部屋に据え付けられたパソコンを利用しようとしたが上手くいかないので フロントに連絡したところ 担当者の電話による説明では良く分からないので 自分の部屋に来てほしいと伝えたところ 「私は今インドのバンガロールに居るのであなたの部屋には行けない」と言われた。

米国企業のコールセンターの仕事は 英語を公用語とするインドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールで多く代行されており 岡本氏が語ったエピソードはグローバル化によるアウトソーシングの典型です。 中国の大連も日本語を話す人が多いので 日本企業のコールセンターになっています。

岡本氏の講演で もう一つ 次の指摘に私は全く同感でした。

日本のメディアによる報道全般が「建設的でなく 内向きで 否定的な面をことさら強調し過ぎる」ので 日本人全体が「前向き思考」でなく「縮み思考」になっており 日本経済にも悪影響を与えている。

新型コロナウィルス感染に関する最近のテレビ番組を観ていても 楽観的な発言では視聴率が上がらないからなのか ことさら悲観的なコメントをするパネリストばかりを集めており 11年前の後援会で岡村氏が指摘したことが今も続いています。

東京のコロナ感染者数は5月10日22人 11日15人 12日28人 13日10人となっており 8日連続で40人以下になっています。 このように激減した感染者数を考えると 東京も具体的な基準を示して緊急事態宣言の出口戦略を提案すべきですが 小池都知事を含めて皆さん「東京での緩和は時期尚早で危険」と口を揃えています。 日本の感染者数や死者数は 優等生と言われる韓国 台湾 ドイツなどと比べて遜色なく これまで行ったきた日本の対応を評価すべきですが 評価する評論家は皆無です。 

「バベルの塔とグローバル化は人間が増長した結果であり そのことを怒った神様は バベルの塔を壊したように グローバル化を止めさせるために 新型コロナウイルスを流行らせた」という見方もあります。 暴論ですが 一つの見方として面白いと思いました。 合掌。

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