北アルプス槍ヶ岳を源とする高瀬川に造られた七倉ダムと大町ダムを訪ね「揚水式水力発電」のシステムを知る

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塩の道博物館」を見学してから大町温泉の宿にチェックインするまで時間があったので 槍ヶ岳を源とする高瀬川をはさみ 左右に北アルプスの山々が連なる雄大な高瀬渓谷を訪ねてみました。

高瀬川には 上流から 高瀬ダム 七倉ダム 大町ダムという三つのダムが造られており 大町温泉からは 自分の車で 大町ダムと葛温泉を経由して七倉ダムまで行けますが そこから先の高瀬ダムに行くには 七倉ダム湖畔にある写真上の七倉山荘から1時間ほど歩くか 乗り入れを許可された指定タクシー(片道2100円)を利用する必要があります。 

2011年6月までは 東京電力が提供する送迎バスを利用して 高瀬ダムまで行けたそうなので 東日本大震災の影響がこんなことにも出ていると知り 驚きました。

高瀬ダムと七倉ダムは 「ロックフィルダム」と呼ばれ 岩石や土砂を積み上げて建設されており 大町ダムの「重力式コンクリートダム」とは 工法が異なります。

高瀬川の上流にある高瀬ダムと下流にある七倉ダムは 深夜の余剰電力を利用して下池・七倉ダム湖より上池・高瀬ダム湖へと水をくみ上げ 大量の電力が必要な昼間に備えており 上流と下流のダム湖間で水を往来させる「揚水式水力発電」を行っています。 七倉ダムを訪ねて 「揚水式水力発電」というシステムを 私は初めて知りました。

三つのダムを比較すると以下の如くなります。

                  (高瀬ダム)   (七倉ダム)   (大町ダム)
   工事開始           1969年      1970年      1972年
   工事完成           1979年      1979年      1985年
   堤高               176m       125m       107m
   堤頂長              362m       340m       338m
   総貯水容量(立法m)    7620万      3250万      3390万
   工法             ロックフィル   ロックフィル  重量式コンクリート


三つのダムの工事は ほぼ同時期に開始されており 完成に9~12年をかけています。 

写真上の七倉山荘に立ち寄ったところ 売店で 曽野綾子著「湖水誕生」が目に止まりました。 曽野綾子さんは 1972年5月から 高瀬川に通い続け 高瀬ダムと七倉ダムの難工事について 著書「湖水誕生」を1985年2月に発表しています。

日を改めて 曽野綾子著「湖水誕生」を 読むつもりであり 紅葉の美しい時期に 「高瀬ダム」を 訪ねたく思っています。
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七倉ダム。 自然の石を積み上げたロックフィルダム(rockfilled dam)

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七倉ダムの堤を下から登る階段が用意されている

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七倉ダム湖

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大町ダムと龍神湖の7案内

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大町ダム

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大町ダムの堤頂

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龍神湖(大町ダム湖)

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大町ダムからの放流水(高瀬川)

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高瀬川から見た大町ダム

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高瀬川に架かる笹平吊橋

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一泊した 「くろよんロイヤルホテル」。 大町温泉と扇沢(立山黒部アルペンルート入口)の中間地点にある

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