足摺岬の四国八十八ヶ所霊場第三十八番札所・金剛福寺にて「補陀落信仰」を想う

fudaraku1.JPG 上掲の写真は 足摺岬の四国八十八ヶ所霊場第三十八札所「金剛福寺」で 寺の正式名称は「蹉跎山補陀洛院金剛福寺(さださん ふだらくいん こんごうふくじ)」です。

寺の名前に「補陀落」という文字が入っているのは 弘法大師が足摺岬に広がる太平洋の大海原に観世音菩薩の理想の聖地・補陀落の世界を感得し822年に開創したからだそうです。

平安時代から江戸時代にかけて 海の彼方にある補陀落浄土を信仰する「補陀落信仰」というのが広まり 1人で小舟を漕ぎ出す「補陀落渡海」の出発地として 那智勝浦(和歌山県)と足摺岬(高知県)が知られています。

四国最南端の足摺岬に建つ四国八十八ヶ所霊場第三十八番札所「金剛福寺」までは 高知県四万十町の第三十七番札所「岩本寺」から土佐湾に沿って約100kmあり 札所間では最も長い距離になっています。

那智勝浦(和歌山県)にある補陀落信仰の寺は「補陀洛山寺」で 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されており 同寺には 生きながらにして観音浄土を目指す為に 約30日分の食糧を積み込み、外から釘を打ちつけて航海に出た補陀洛渡海船が復元されています。

「補陀落信仰」の対極にあるのが即身仏となる「山岳信仰」です。 江戸時代に山形県庄内地方などで 飢饉や天災、疫病などから人々を救うため長い間山に籠り、木食修行を行い、最後には土の中に入り鉦を打ち鳴らし読経しながらミイラとなっています。 修行は苦行を伴わないと効果がないので 究極の修行として「補陀落渡海」や「即身仏」や比叡山の「千日回峰行」があるのではないでしょうか?
fudaraku2.JPG 金剛福寺の山門


fudaraku3.JPG本堂


fudaraku4.JPG本堂から見た境内


fudaraku5.JPG太子堂

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