1984年公開のギャング映画を歌劇にした「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を東京宝塚劇場で観る

once1.jpg東京宝塚劇場の雪組公演「ワンス アポン ア タイム イン アメリカ」を2月26日に 城南信用金庫から貸切公演の優待券を貰ったので夫婦で観ました。 公演期間として 2月21日から3月22日までを当初予定していましたが 新型コロナウイルス感染の騒ぎで2月29日~3月9日まで中止され 10日~11日に再開されましたが 安倍総理による自粛延長要請により 12日~21日の間 再び中止され 千秋楽(最終日)となる22日に開催されました。 公演中止3日前の2月26日に観ることが出来たのは幸運でした。

この公演は 1984年に公開されたロバート・デニーロ主演のギャング映画「ONCE UPON A TIME IN AMERJCA」をミュージカルにしたものです。 私は東京宝塚で観る前にTUTAYAでDVDを借り上映時間3時間50分という大作を観て備えたところ 公演は映画の内容を(強姦や虐殺の場面を除き)かなり忠実に反映していました。 ニューヨークの貧民街ロウアー・イーストサイドを舞台にした ヌードルスとマックスを中心とするユダヤ系ギャングたちを描いた「ONCE UPON A TIME IN AMERJCA」のストーリーは 結末を除き 次のようなものです。

貧しい少年時代の1920年代初頭 不良少年たちのリーダーであるヌードルスは ブルックリンから引っ越してきたマックスと意気投合し、彼を仲間に加えたことから徐々に犯罪集団として頭角を現していく。だが 街を牛耳る他の犯罪集団との抗争で相手を刺殺したヌードルスは刑務所へ入れられる。 それから約9年後 出所したヌードルスを迎えた仲間たちは、禁酒法に乗じた密造酒ビジネスや強盗などの犯罪行為で裏社会のギャングとしてのし上がっていくが 狂犬のように乱暴で向こう見ずなマックスにヌードルスはついていけなくなる。 ほどなくして禁酒法は撤廃 一攫千金を狙ったマックスは 全米一の警備を誇る連邦準備銀行の襲撃という危険な博打に出ようとするが それはほぼ自殺行為に等しいので マックスの行く末を案じたヌードルスは、犯行計画を未然に防ぐため警察に密告し逮捕させようとするが マックスを含む仲間全員が殺されてしまう。 裏切りがバレ 組織から命を狙われたヌードルスは ニューヨークを脱出して身を隠すが それから35年後の1968年 60歳を超えたヌードルスは不可解な手紙を受け取り その送り主を突き止めるため 再びニューヨークへ舞い戻り マックスが生きていることを直感する。

ヌードルスを含む東欧出身のユダヤ系移民たちが多く住んだローワー・イーストサイドはニューヨーク・マンハッタンの東南にある貧民街で 経済的に厳しい状況にあった移民の中には 生きるためにギャングなどの裏稼業に手を染める者も多かったそうです。

凄まじい勢いで変貌を遂げる20世紀のアメリカ社会を背景に 主人公の少年期 青年期 初老期という3つの時間軸を交差させて緻密に構成された「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」は およそ45年にわたるギャングたちの歩みを描いたもので 組織犯罪が政治やビジネスや社会の隅々にまで侵食していった20世紀アメリカの裏現代史そのものであり アメリカン・ドリームの矛盾を浮かび上がらせています。

興味あれば 東京宝塚劇場に行くか または 原作である傑作映画のDVDをTSUTAYで借り 観てください。 

上掲の写真は東京宝塚劇場雪組公演のポスターで 主役は望海風斗。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカの舞台

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トイレタイムに撮った東京宝塚劇場。 ほぼ満席でした。

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原作となった映画のポスター

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